車載工具をリニューアルしてみた
車載工具って、持ってます? 最近の自動車やバイクには、車載工具が純正で付属していないものもありますよね。
コスト?なんでしょうかね。壊れない!って絶対なメーカーの自信なんでしょうか。壊れたらJAFを呼んでねーというあきらめなのでしょうか。
バイクでツーリング行くときに、工具を積まないで行くということが考えられないし、クルマでも遠出するときは工具がないと不安でしょうがない。
もしも、を考えたときに、あぁ工具があればここをなんとか切り抜けられたのに、なんて経験を、いままでしてきたから、なんでしょうね。
とにかくちょっとお出かけするときには、車載工具、というか、ちょっとした工具は、必須なのです。
そんな車載工具を今回、見直してみました。
目次
1.今まで使っていた車載工具
今までは、ガレージにメインの工具を持っており、出かけるときに合わせてメインの工具からセレクトして持ち出していました。
バイクならいつもの工具 プラス プラグレンチ とか、そんな選び方で。
別にそれでも良かったといえばよかったのですが、年をとると、出先で工具を使うと、ちょくちょく忘れてしまうんですね。。。
メインで使っている工具なので、お値段もそれなりにします。
それを忘れてしまうなんて、メンタルがっくり、なことがここ最近立て続けにあったのです。
また、仕事の関係で外で工具を使うことが多くなってきました。
そのたびにメインの工具箱からセレクトして、終わったらまた戻して、というのが、億劫になってきたんですね。
そろそろ外で使う工具を別に買ったほうが良いかなぁとか、思いつつ、探していると、これが目に入ってきました。
2.リニューアルした車載工具
1)車載工具メインとして何を買ったのか
このE-valueのソケットレンチセット。差込角は6.3sqです。メインは9.5sqを使っているのですが、コレよりも軽量でコンパクトです。
長距離ツーリングにいくときは、ツーリングバッグの中でできるだけコンパクトにまとめたい車載工具としては、ソケットの大きさは小さくて軽いほうが良いのです。
しかもこの値段で買えます!うそみたいですまじで!早速購入してみました。
先端ビットも豊富な品揃えです。
トルクスはイジリ防止のピンがないタイプです。
2)ソケットレンチが秀逸すぎる!
特筆すべきは、このソケットレンチ。これがこの値段で秀逸なんです!!
ギヤ数(山数)は45です。送り角は8度です。ありえないですよこの値段で。
しかもプッシュボタンも付いています。
ちなみに、あのKTCのスタンダードな6.3sqラチェットレンチはギヤ数36、送り角10度です。
KTCよりもギヤ数が多くて値段はソケットまでついて半額以下です。おそろしや・・・
ギヤ数は多いほうが細かく回せるんです。狭いところなどで少しずつしかラチェットレンチを回せない時、ギヤ数の多さに助けられます。
じゃぁ超高級品、KTCのネプロスは、ギヤ数90!! 送り角4度!! 参りました(笑)
さすがでございます。
では強度、品質はどうなのか。早速現在プチレストア中のVTR250の整備に使ってみました。
・・・何の問題もございません。むしろ9.5sqのソケットレンチよりも軽いので、手に疲れを感じないほどです。おそろしや、メインの工具となっても良いのではないか・・・
ソケットのコマの精度も問題ありませんでした。厳密に見ていくとツッコミどころもあるのでしょうが、私レベルでは使っていてなんの不満もありませんでした。
力を入れての締め付けでも、食いつきも申し分ないですしレンチもコマも壊れそうということは全くありませんでした。
価格がアレだけに最初は恐る恐るでしたが、10分使えばなんの不満もなくメイン工具のように使い倒していましたね。
3)ドライバーは100均がよろし
すべて手放しで良いのかというと、そうではありません。
このドライバーの「柄」が力が入れにくいのです。
まずドライバーの柄が小さい。これでは3番のプラスネジを、えいや!っと力を入れて回すことが難しそうです。
それに、ビットを使うには、画像のように、「柄」と「ビット」の間に連結用のアダプタをいれるのです。
これが、ガタの元になり、ネジをしっかり回しにくいのです。
ここはこれを採用する訳にはいきません。
さて、代替として、何を採用するか。
はい、100均で売られているビットドライバーセット、これがいいのです。
柄の大きさが全然違いますよね。これが力の入れ具合に影響するのです。
ビットはE-value ソケットレンチセットに付属しているものを使います。
100均のビットは精度が悪いです。コレはポイ!ですね。
ビットは規格品ですから、当然使うことが出来ます。
4)いらない工具は省きます
これだけてんこ盛りのセットなので、全部持ち歩けば無敵!な感じもしますが、いらないソケットのコマなどは使わないのでガレージで寝てもらうことにします。
具体的には8,10,12,13,14のコマだけあればいいです。
あれ?17がないの?はい。6.3sqのサイズでは17のコマは用意されていないのです。これはどのメーカーでもないです。
17のコマはよく使いますので、ここは邪道ですが、6.3sq→9.5sqコンバータを使って17のコマを使うことにします。
その他画像には写っていませんが、レンチ、プライヤー、ペンチ、ニッパーなどは、いままでのを適当に使いまわします。
5)工具袋は100均のランチバッグがよい
工具袋はそれなりのものを購入すると、それなりに高いですよね。
車載工具としてはコンパクトな袋としておきたいものです。
なにかお手軽なものはないかなぁ、と探してみたら、100均の保冷ランチバッグがかなりいい感じなサイズ、容量でした。
6)コマはソケットホルダーで紛失防止
メインの工具箱では使うことはないのですが、車載工具は外で使うことを主とするため、作業が終わった後にぱぱっと片付けて実は置き忘れていた、なんて悲劇を繰り返してはいけません。
そのため、ソケットのコマはソケットホルダーを使って紛失防止を狙います。
ソケットホルダーに空きがあれば、あれ、足りない、ということが一目瞭然でわかるからです。
3.車載工具をリニューアルした結果
車載工具をリニューアルして1ヶ月ほど経ちますが、いやぁいいですわ、まじで。
工具の品質は使い続けてみないと、という気持ちがありましたが、全く問題ないと言っていいと思います。
9.5sqのセットを持ち歩くより軽いですし、なによりメインの工具箱からアレとコレを出して、、、戻して、、、という手間が省けました。
これは大きいですね。時間が節約されました。
4.まとめ
家に工具一通りある人は、出かけるときにその中から選び出して車載工具として積んでいく、という、私のいままでのスタイルでもぜんぜんオッケーです。
むしろ、そういう人のほうが多い気がします。
ただ、ツーリング・ドライブにとどまらず、仕事でちょっと緊急でつかいたいシーンがある人は、車載工具として別途揃えるのは、十分にありだと思います。
メインの工具と車載工具を共用して使いたい人は、どちらかというと車載工具よりに考えて揃えるといいんじゃないかと思います。
そうすると車載工具で飽き足りなくなってきた時、メインの工具を買い揃えたときでも車載工具はそのまま車載として使い続けることが出来るからです。