イーガレージ横浜通信

神奈川県横浜市から個人事業主向けにパソコン・WEBに関することをご提案。軽貨物やFXインジゲータ作成などを楽しくやってるフリーランスです。

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電動インパクトレンチ GTID-12-2 のバッテリー BPS-120のセルを交換してみた

   

いまやクルマいじり、バイクいじりに、電動インパクトレンチは欠かせない時代です。
別にインパクトなんて使わなくても、プラスネジを緩める、8~14くらいのボルト・ナットを緩める、時に、手でくるくる回すのがめんどくさい、こんな時にでも電動インパクトレンチ、使います。

あっつい日、さむーーい日、少しでも作業時間を短縮したい時、重宝しますよね。

そんな電動インパクトレンチ GTID-12-2 ですが、さすがに5年以上使っていると、バッテリーBPS-120が劣化して、なかなかパワーがでなくなってしまいますし、すぐに電池切れになってしまいます。

中を開けてみたら、ラジコンでおなじみバッテリーセルをただ直列につなげているだけだったので、セルさえ入手出来れば自分で交換出来るんじゃないかと思いました。

バッテリーBPS-120を交換するまでの流れをまとめてみました。

1.バッテリーセルを入手しよう

バッテリーBPS-120はニッカド電池です。容量はわかりません。電池に記載がありませんでした。
まぁ電圧は同じですから、容量はあまり気にしないことにします。中国製だと表記されている容量の通りのものではないことが多々あるので、あまりこだわってもしょうがないです。

どうせですからニッカド電池ではなくてニッケル水素電池・ニッスイに変えることにします。

いざ探してみると、日本のサイトでは価格がネックになってきます。
なぜなら、それだけの値段を出すならBPS-120のリペア品が買えてしまうからです。

まぁこの値段でも今使っている電動インパクトレンチが蘇るなら安いものですが。

しかもあまり需要がないのか、売っているお店、選択肢、があまりないのです。

仕方がないので?いつもの中国通販サイトに行きます。
別記事にしていますが、誤配2連チャンをくらって、めげているところですが、仕方がないです。

しかし、こちらもなかなか売っているところが少ないです。
けっこう時間をかけて探して、やっと見つかりました。
Ni-MH 1.2V 2500mAh 10個セットで、約20ドル 送料2ドルでした。
シンガポールから発送、となっていたのに、実際にはオランダから発送されましたww。なんでやねん。

それがこれ。

早速検品しましたが、どれも1.2Vありました。よかったよかった。ちゃんと充電してくれるかはべつですけどね。

2.BPS-120を分解してみる&交換

BPS-120はネジ3本で開けることが出来ます。マキタのバッテリーとかは接着してあるので、中を開ける(殻割り)がめっちゃ大変ですよね。
こっちだったら素直に、リペア品を買おうかなとかおもってしまいます。

上からみて、プラスネジ3本で止まっています。

開けてみるとこんな感じ。

この時点で、各方面から写真を取りまくって、また、メモをして、プラスの出発点からマイナスのゴールまで、どのセルをどういう順番でつなげているかしっかりメモします。
また、サーモスイッチのような配線と、何に使っているかわからない小さい箱みたいなものが上記画像手前のハダカになっているセルにくっついているので、それもしっかりメモします。

メモしたら、配線をばらしていきます。
配線は半田ではなく、極小のスポット溶接?のようなもので接着されているので、精密ドライバーのマイナスをタガネ代わりにして、ハンマーで叩いて剥がしていきます。
剥がすとベロンベロンになってしまいます。

ハンマーなどで元の形に板金しておきます。

配線を剥がし終わったら、新しいセルを順次はんだ付けしていきます。
このとき、半田が乗りにくくて山盛りになってしまったり。これがあとあとの失敗を呼びます(笑)

数が多いので、時間がかかりますが、じっくりのんびり半田付け作業を続けます。
こんな感じで出来ました。

机の上がごちゃごちゃしていますね。格闘の後です。(笑)けっこうたいへん。慣れている人は早いんだろうけど。
サーモは、ホットメルトで接着しました。BPS-120もそうなっているので。

この画像、間違いがあります。はい、セルを二段積みにしているセルの向きを間違えていて、見事にハンダやり直しとなりました。

ケースに入れてみます。この時点で失敗に気が付きます。フタがしまらないのです(汗)。。。。

やはり、ハンダを盛りすぎてセルが全体的に浮いてしまい、フタがしまらなくなりました。
仕方がないので、底の部分のはんだ付けを全部やり直します。
ハンダが盛りあがらないようにできるだけ少なく、また、セルとハンダをしっかり密着させて高さがでないように気を使ってやり直しました。

それでも、若干浮いてしまいました(汗)ま、まぁ、元から防水性能はありませんので、これで良しとしましょう(汗)(汗)

フタが浮いているのがわかりますか?(笑)

3.実際に充電してみた&まとめ

実際に充電してみました。問題なく13.89Vまで充電できました。セルが死んでなくてよかった・・・
ただ、一番最初の充電だけはかなり熱を持ちました。これは、どうなんだろ・・・大丈夫なんだろうか・・・

インパクトレンチも、おお!こんな元気に!と言うくらいに復活してくれて、まだまだ活躍してくれそうです。
次は本体のブラシがだめになりそうですが、そのときはまた記事にしたいと思います。汎用のブラシが使えると良いのですが・・・

ではまとめです。
(1)セルは国内での手配は高くつくので、出来れば海外通販を積極的に利用しよう。

(2)交換は時間と手間がかかります。時間のない人、自信がない人は素直にリペア品を買いましょう。

ちなみに、バッテリーは2個あり、両方共元気がない状態ですが、今回は1個だけ復活させました。
前みたいにずっと使うような重整備はやらなくなってきているので、1回の作業は1回の充電で事足りてしまうので・・・
また、重整備や連続整備をやるようになったら、もう一個のバッテリーも復活させようと思います。

 

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