アドレスV125の中古車選びのポイント(その2)
2017/05/04
アドレスV125の中古車選びについて、前回につづいての2回目です。
今回はいよいよ現車確認のときにチェックすべきポイントです。
現車確認といえど、バンバン乗り回してって、まぁそんなことは出来ないでしょうから、静止状態でしっかり確認して、ちょっとだけ乗ってみる、というのが現実的でしょうか。
少なからず出品者が大事にしてきた車両ですから、いきなりケチを付ける目線、とか、評論・評価する目線で見ていくということはしないようにしましょう。
自分が買う基準に合っているか、気にすべきはそれだけですので、勘違いしないようにしてくださいね。
目次
1.静止状態で見るべきポイント
1)下回りを打っていない車両を狙う
原付は簡単に扱えるので、乱暴に扱っている場合、歩道の段差とかを気にせず、ガッツンガッツンぶつかりながら乗り越えていくのを見かけます。
当然「大事に乗られていない」という判断ですので、避けた方がいいでしょう。
某大手バイク屋さんの整備付き車両で、外観はとてもきれいなのに、下回りがガリガリな車両を見かけたことが有ります。
2)フロントホイール、リヤホイールに振れがない車両を狙う
リヤホイールを回してみます。ホイールが振れていないか確認します。
タイヤは多少振れていても気にしません。中華タイヤとかの場合、ふつうに振れています。ホイールの振れに着目して下さい。
リヤホイールが振れている車両は、何がしかのダメージを受けています。
ふつうの乗り方で、リヤホイールはまず振れない・歪まないと思っています。
次にフロントホイールを浮かせて回してみます。
フロントホイールは、微小の振れはありますが、そんなに気にしなくていいと思います。
歪んでいるのは、なにか障害物に乗っかってしまったか事故歴を疑ったほうがいいでしょう。
3)フロントフォークに削れ、不自然な傷が無い車両を狙う
フロントから激しく転倒すると、フロントフォークに傷がつきやすいです。
また、フロントから当たるような事故をしていると、フロントフォークに傷がつきやすいです。
4)スロットルをガバッと急に開けてみる
マフラーから白煙が出る車両は、オイル上がりの疑いがあります。
一概にそうとは言えませんが、目安にして下さい。
ちなみに黒煙はマフラーの中に溜まったススかもしれないので、気にしなくていいと思います。
白煙の原因がオイル関係だとすると、排煙の匂いが臭いです。
5)スロットルを少しだけジリジリと上げてみる
マフラーから白煙が出る車両は、オイル下がりの疑いがあります。
一概にそうとは言えませんが、目安にして下さい。
6)空気圧を見る
タイヤを指の腹で強く押してみて、へこむようなら空気圧が低いです。
空気圧が低いまま乗っている車両は、メンテに気を使っていないということが想像できます。
7)エンジンの音は、そんなに気にしなくて良いかも
異常があるエンジンは明らかにうるさいですし、スロットルを開けたときに異音がします。
微小な異常音はなかなか見分けがつきにくいですし、これを明確に不具合と切り分けるのは難しいと思います。
V125の場合、4万キロを超えたあたりでタペット音が気になることが有ります。
アイドリングでチリチリとかピシピシ、と、いう微小な音がしたらタペット音かもです。
走行距離1万キロのくせしてそういう音がしていたら、距離を疑っても良いかもですね(笑)
2.低速で試乗した時のポイント
試乗はスピード出しても、わかることは少ないかもです。
1)違和感を感じる
事故車は明らかに違和感があります。左右バランス、前後バランス、ハンドルのキレ、ハンドルのひっかかり、などなど。
時速10キロでわかると思います。
ブレーキはそんなに気にしなくていいと思います。まさかブレーキが効かない車両を乗っているとも考えにくいので。
さて、お目にかなう車両に出会えましたでしょうか。車両との出会いを、大事にしてくださいね。