ボリュームコントローラ FOSTEX PC-1eを買ってみたよ
ハンダ付けがすっごい下手くそなんだけど、ちょっとした電気工作がとっても楽しい イーガレージ横浜です。
なぜボリュームコントローラ PC-1eを買ったのか?
クルマのステレオ、カーステレオなんですが、音量調整用のツマミが付いていますね、普通。
ダイヤル式とかボタン式とかは有りますが、ボリュームコントロールがあるのは当たり前です。
普通の使い方って、ボリュームコントロール、ほっとんど触りませんよね。一度車内に自分に合う音量が見つかったらだいたいそこから触らない。
しかし、頻繁にボリュームを触る人がいるのです。そういう仕事があるのです。
そう、車外のスピーカーで音を鳴らして商売する人たちですね。
彼らは営業中は音量を大きくし、お客様と接している時や営業地域外の時は音量を小さくしているのです。
そう、頻繁にボリュームコントロールを行う必要があるのです。
そのたびに音量調整用のツマミで調整するのは、ちとつらい。
なぜか。音量調整つまみは微妙な調整ができるように作ってあるので、「ぐいっ」と回したからといってすぐに音量が小さくなったり大きくなったりはしないのです。
なので、少しずつ回して音量を調整する必要があります。
多い時は10分に数回も音量調整をすることもあるので、そのたびに音量調整ツマミを細かく調整するとなにげに疲れます。
そこで、ボリュームコントローラを使って、一気にミュート、一気に音量アップ、をやる必要があるのです。
では最初から音量調整が一気にやりやすいカーステを買えばいいではないか!
もちろんです。でも、売ってないのです。
いろいろ調べたのですが、カセットテープの時代の音量調整は一気に出来たようなのですが、デジタル化が進むに連れてデジタルで制御する音量調整ツマミとなっていったようです。
箱を開けてみた
箱は無骨なダンボール色。数秒で捨ててしまうのでどうでもいいです(笑)。
それに本体、RCAプラグケーブル左右セット、2.5mmステレオプラグ1セット。
信号のINが2.5mmステレオプラグで、OUTがRCAプラグとなっています。
カーステレオのスピーカーケーブルは、大体が2本の線で地道にギボシでつなぐタイプとなっているので、このままでは使えませんね。
プラグをただの2本線に変換加工してあげる必要があります。
底面は滑りにくい足が付いています。
中をバラしてみた
配線を加工するのに、中をバラしてみました。と言っても、プラスネジ2本。
ボリューム抵抗は「A10K」と書いてあるので、Aカーブの抵抗みたいですね。
抵抗値を測ってみました、なんとなくそんな感じでした(笑)。
ちなみにボリュームを「MAX」にしても、1、2Ωは抵抗が残ります。0Ωにはなりませんね。
ボリュームを「MIN」にしても抵抗は∞にはなりませんでした。なので、完全な消音(Mute:ミュート)という事にはならないんでしょうね。どうしてもMuteにしたい場合は、ラインをカットしてしまうような、プッシュスイッチを別途増設する必要がありそうです。
今回はそういう用途はないとのことでしたので、増設はしないこととします。
配線および加工方法
カーステレオの配線図は以下のとおりです。
カーステレオの後ろ左右の音声信号を車外スピーカーへ接続している例です。
※印は、配線をどうやって加工するかの記載となります。
※1 後ろ左の(+)線を2.5mmステレオプラグの白い線と直結します。
※2 後ろ右の(+)線を2.5mmステレオプラグの赤い線と直結します。
※3 後ろ左右の(ー)線は、二本まとめて2.5mmステレオプラグの黒い線と直結します。
※4 RCAプラグ左の白い線と外部スピーカーの(+)線を直結します。
RCAプラグ左の黒い線と外部スピーカーの(ー)線を直結します。
※5 RCAプラグ右の赤い線と外部スピーカーの(+)線を直結します。
RCAプラグ右の黒い線と外部スピーカーの(ー)線を直結します。
さて、次回は実際の加工となります。といっても、ハンダ付けするだけなので大した記事にはなりませんが・・・・