セリア Plenty Boxの棚 ラックを自作してみたよ
2016/09/28
事務所の整理を始めたら、なんか明後日の方向にいっちゃいそうになってる イーガレージ横浜です。
さて事務所のいろいろな小物を整理、断舎離していますが、安価できれいに整理整頓できる、「セリア Plenty Box」は大人気ですね。セリアで在庫がないときもありますしね。
このセリア プレンティボックス、 そう、アートディレクターの佐藤可士和さんの会社で使われて、一躍有名になった「Fellows バンカーズボックス」の100均版、ですね。多用途で整理できるので、売れないわけがないのです。
さて、このPlentyBoxを使って整理をはじめましたが、だいたい12個で収まりそうです、いまは。
将来対応として、16個で整理出来るようにし、それ以上はモノを増やさない、と、すれば、強制的に整理・断捨離が進むのではないかと思っています。
さて、次はPlentyBoxをどのように整理すればいいか、の、段階。
要は、どう並べるか、ですね。
アートディレクターの佐藤可士和さんの事務所ではスチールラックを使っていましたね。
んがしかし、スチールラックはコスト的にも高いし、重い。うちレベルの事務所ではオーバースペックです。
じゃぁカラーボックスは?奥行きが足りません。
専用の棚は?ラックは?探してみましたが販売されていないですね。。。。
プレンティボックスで検索しても、そんなたくさん並べている人が見つかりませんでした。
ふーん、じゃぁ、いつもの自作で!となりました。
スピード優先で作業したので、画像がそんなに残ってないけど・・・
1.準備したもの
1)杉板
自作の家具はたいてい杉板を使います。
真っ直ぐじゃないし、ささくれも多いけど、何より安い!
曲がっているのは、ビス止めをしてしまえばけっこう矯正できてしまいます。
ささくれは、オービタルサンダーを一往復かけてしまえば、大抵はとれてしまいます。
なので、杉板は、家具の自作に重宝しています。
今回もPlentyBoxのラックを自作するのに、活躍してもらいましょう。
いつもは、杉板 または 杉の貫板 杉貫 として売られている、厚みが15mmのものを使うのですが、今回は杉の野地板として売られている、厚み12mmのものを使ってみます。
板としては、ホムセンで売っているものでは最安ではないかと。1.8mで1枚98円。
杉の貫板だと、倍の190円くらいします。今回はコスト重視で、野地板でいきます。見積では16枚必要。約1700円。やすっ!
2)L字金具
PlentyBoxは、もともと薄手のダンボール紙で出来ています。薄いので重いものは入れられません。もともと重いものを入れる予定も無いし。
ってことは、ラックの強度もそんなにいらないのでは?ということで、直角方向の強度は、L字の金具でいいやってことにします。
「ユニクロ隅金 金折 42mm」て書いてありますね。4枚1組で78円。やすっ!
この金具はこんなふうにつかいます。弱そうですが、いちおう金属なので、最低限の強度は稼げるだろうと。
3)キャスター
狭い部屋なので、キャスターは必須です。掃除するときも楽です。
室内用なので、ナイロン製のキャスターにします。1個120円くらい。
こんなふうに底につけてっと。
2.作り方
切ってコーススレッドをねじ込んでおしまい。(笑)
って、それじゃぁ暴力的なので、ポイントを説明。
1)表面のザラザラ、ささくれは、オービタルサンダーでやすりがけしておく。
あとあと塗装をするとしてもヤスリがけしておいた方がいいし、手にささくれがささらなくていい。
オービタルサンダーは3000円くらい。日曜大工なら一生使えるので、買っておいていいかと。
使うペーパーは100番。240番とか400番は「高級な板」に使うと、手触りとかよくなるけど、杉板にはいらないです。100番一択。
ポイントは「布やすり」を使うこと。高いけど。安い「紙やすり」だと、オービタルサンダーの振動で破れて切れてしまい、何度も交換する羽目になります。
布やすりで杉板を削るくらいなら、1枚で十分に削れます。ちょっとした日曜大工程度なら、当分交換がいらないくらい持ちます。
ので、オービタルサンダーには布やすり。
こんな感じで捨て板の上に野地板をのせて、オービタルサンダーでヤスリがけしていきます。
2)板は直角に切ろう。
ノコギリで切ってもいいですが、16枚も切るのは日が暮れます。ので、丸鋸で切っていきます。
丸鋸は7000円くらい。ホムセンでは1箇所20円でカットしてくれるサービスが有りますので、それを利用してもいいかもですね。
16箇所を切るだけなら、320円ですみますので。
切り口を直角にすると、板自体が多少曲がっていようがひねっていようが、家具の精度自体はなんとなくでてしまいます。
直角はこだわって切りましょう。
直角に切るには、ジグを使います。
「エルアングルフィット」と呼ばれるものです。これに丸のこを押し付けて直角に切ります。
3.組み立て
自分で書いた設計図通りにガシガシ組み立てていくだけです。
ねじ込みは釘は使わず、コーススレッド。
釘だと、揺れたときに強度が出ないのです。杉板の場合。ので、コーススレッドを使います。
板の接合は適当な厚い棒板を使います。3x4材とか1x2材とか呼ばれている棒状の板です。
横揺れの強度を上げるために、端材を裏側に接合します。見えるかな??
こんな感じで出来ました。
4.出来上がり!
事務所に持ち込んで出来上がり!
16個のPlentyBoxがきれいに並びました。
約2500円でできちゃったので、まぁまぁお安く出来たのでしょう♪
自作家具はやめられませんね♪
5.反省点
1)板はやっぱり杉貫がいいかな?
野地板は薄いし柔らかいです。ので、今回のように大きい家具を作るには、野地板はやめておいたほうがいいかな。
今まで通り、杉貫のほうがいいですね。
2)真ん中の板もしっかり付けたほうが良い。
板は3枚使って、PlentyBoxの棚板をつくるのですが、今回はそこをけちって2枚にした。
強度的には問題はないが、プレンティボックスをしまうとき、ボックスの底が引っかかってしまい、しまいにくい。
ケチらず、棚板は3枚構成にしよう(笑)
売っていないサイズの家具をローコストで作る醍醐味、一度味わったらやめられませんよ(笑)
みなさんもPlentyBoxのラックを自作、ぜひやってみてください。